海外派遣活動報告(人権を守る市民のつどい)

  • 2017年12月2日(土)
  • 堺市総合福祉会館 ホール
  • 「新たな『気づき』への旅」

インターユース堺では、今年度、8月9日(水)~19日(土)の日程で、台湾に12名の青年を派遣しました。「新たな『気づき』への旅」と題して、現地での交流を中心に代表3名の団員による海外での活動報告を行いました。日本ではあまり知られていない「台湾原住民族」についての説明と、交流を通じて学んだ人権課題と、その解決に取り組む人々の姿に、若い団員が心揺さぶられたものを、活き活きと報告しました。「原住民族※」という呼び名から、知らない間に決めつけがあったことへの気づきや、自らのアイデンティティを大事にする青年との交流で自分自身のアイデンティティを考えさせられるなど、人権感覚と国際感覚を磨き、一般的なツアーではなかなか得ることのできない、貴重な体験をすることができました。
今回のツアーで学んだ事を、団員自身が振り返りながら深めるとともに、今後は様々な場面で市民の皆様に還元できるよう、活動していきたいと考えております。あわせて、私たち「インターユース堺」は、今後も人権感覚と国際感覚を身につけ、平和と人権を尊重し、社会に貢献できる若者の育成のために、一層の努力を続けてまいります。

※「原住民族」という言葉は、差別的な意味を含むので、一般的には「先住民族」という言葉を用います。しかし、中国語において「先住民族」は「すでに滅んでしまった民族」という意味を含むので、現地も含め、「原住民族」という表現を用いています。