インターユース堺(IYS)とは
インターユース堺(IYS)は、「参加・開発・平和・人権」をテーマに、青年に社会参加の場を設け、活動を通し交流や連帯を図る中で、平和や人権が尊重される社会の実現に貢献できる人権意識と国際感覚を身につけた青年の育成を目的として活動しています。
インターユース堺(IYS) 設立趣旨
1985年が国連において、「国際青年年」と定められました。そのことを受けて、堺市でも青年が主体となった活動の機運が高まり、「インターユース堺(IYS)」の前身である「国際青年年記念堺連絡会(IYY)」が発足されました。
2004年に活動開始以来20年目を迎えた時、それまでのIYY活動を全面的に再点検し人権尊重社会の実現のためには、次代を担う青年の育成がより一層必要であることから、「1.人権啓発事業」や「2.交流事業」、「3.社会貢献事業」を通じて、国際感覚と人権意識を身に付けた青年の育成を行うため、組織や内容の全面的な見直しを行い、2005年に「インターユース堺(IYS)」へと発展・改組しました。
主な事業活動
総会
総会は、年1回開催し、前年度の決算報告及び事業報告とともに、本年度予算・事業方針・事業計画が審議されます。
ヤングサンタ
青年がサンタに扮して、堺市内の未就学の子どものいる家庭を訪問します。ゲームなどを行い子どもたちとの交流し、思い出づくりのお手伝いをします。
様々な場を通じた学びの発表(出前授業)
各区区民まつりや出前授業などを通じて、自らの学びを広く市民の皆さまにお伝えします。
青年育成事業
現在、インターユース堺では人権意識と国際感覚の醸成のため、高校生から35歳までの青年を対象に募集した団員に対し「国際交流や異文化理解の意義について」学ぶための研修を実施します。
今年度は、第17期団員を公募し、選考によって選ばれた10名の団員をむかえ、活動がスタートしました。
前半の活動は国際理解や多文化共生の学びの場として、PREX(公益財団法人太平洋人材交流センター)が行う「ベトナム人人材育成研修」と連携した交流を行います。互いの信頼関係をつくるチームビルディングの活動や両国の文化の紹介、交流を通じて、日本に住む外国の方々と積極的につながっていきます。
また後半の活動には、戦後80年をむかえた沖縄をスタディツアーとして訪問し、沖縄戦の戦跡めぐりや戦争体験の話を聴く活動を行います。また、沖縄の基地とともに生活をされている外国の方々との交流も予定しており、今を生きる沖縄の当事者とつながり、学んでいきます。